“小康”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうこう85.7%
せうかう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそらくここ小康しょうこう時代の平和をむさぼりぬすんでいた武家権門のはいは、勝者の誇りをって、ほしいままに、京女の撫で切りをやっていたかとも思われる。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
滝田くん最後さいごったのは今年の初夏しょか丁度ちょうどドラマ・リイグの見物日けんぶつび新橋しんばし演舞場えんぶじょうへ行った時である。小康しょうこうた滝田くんは三人のおじょうさんたちと見物けんぶつに来ていた。
滝田哲太郎君 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
小康せうかうくしてことこのまない夫婦ふうふうへちた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)