“交代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうたい33.3%
こうたい33.3%
かはるがはる5.6%
かたみがわり5.6%
かはりがは5.6%
かはりがはり5.6%
かわり5.6%
かわりばん5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れがしきりに交代かうたいされるので、卯平うへいは一しか郷里きやうりつちまなくても種々しゆ/″\變化へんくわみゝにした。かれは一ばんおつぎのことが念頭ねんとううかぶ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
夜はつめたいいその岩かげに組んだ小屋にねる。だが、そのあいださえ、羅刹らせつのような手下は、交代こうたい見張みはっているのだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二人は交代かはるがはるに振返つては、もう何間歩いたか胸で計算かんじやうしながら、二町許りで本郷館の前まで来た。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
と二人ひとしく問懸くれば、銀平、八蔵交代かたみがわりに、八橋楼にての始末を語り
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今日けふしかし、其博士そのはかせ先導せんだうであるから、我々われ/\自由じいう内部ないぶまでるをた。たゞし、五六人宛にんづゝ交代かはりがはりである。
何時いつの間にか身體の通るだけ開くと、田舍の子供といふものは因循なもので、盜みでもする樣におつかびつくり、二寸三寸と物も言はず中に入つて行つて、交代かはりがはりに其姿見を覗く。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
時々出入り交代かわりはあっても、ほとんど同じ顔の芸妓げいしゃ舞子が、寝る、起きる、飲む、唄う。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
目黒停車場ステーションの掘割は全線を通じて最も大規模の難工事であった。小林浩平は数多の土方どかたや工夫を監督するために出張して、長峰に借家をする。一切の炊事は若い工夫が交代かわりばんに勤めている。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)