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交代
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こうたい
ふりがな文庫
“
交代
(
こうたい
)” の例文
夜はつめたい
磯
(
いそ
)
の岩かげに組んだ小屋にねる。だが、そのあいださえ、
羅刹
(
らせつ
)
のような手下は、
交代
(
こうたい
)
で
見張
(
みは
)
っているのだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平たく言えば早すぎるのやおそすぎるのがいろいろに
錯綜
(
さくそう
)
交代
(
こうたい
)
して来るわけである。それにかかわらず平均の間隔はやはりTである事はもちろんである。
電車の混雑について
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
この
山
(
やま
)
は
近時
(
きんじ
)
淺間山
(
あさまやま
)
と
交代
(
こうたい
)
に
活動
(
かつどう
)
する
傾
(
かたむ
)
きを
有
(
も
)
つてゐるが、
降灰
(
こうはひ
)
のために
時々
(
とき/″\
)
災害
(
さいがい
)
を
桑園
(
そうえん
)
に
及
(
およ
)
ぼし、
養蠶上
(
ようさんじよう
)
の
損害
(
そんがい
)
を
被
(
かうむ
)
らしめるので、
土地
(
とち
)
の
人
(
ひと
)
に
迷惑
(
めいわく
)
がられてゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
かくて
當日
(
このひ
)
は、二十
里
(
り
)
近
(
ちか
)
く
進
(
すゝ
)
んで
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れたので、
夜
(
よる
)
は
鐵車
(
てつしや
)
をば
一
(
いち
)
大樹
(
だいじゆ
)
の
下蔭
(
したかげ
)
に
停
(
とゞ
)
めて、
終夜
(
しうや
)
篝火
(
かゞりび
)
を
焚
(
た
)
き、
二人
(
ふたり
)
宛
(
づゝ
)
交代
(
こうたい
)
に
眠
(
ねむ
)
る
積
(
つもり
)
であつたが、
怒
(
いか
)
り
叫
(
さけ
)
ぶ
猛獸
(
まうじう
)
の
聲
(
こゑ
)
に
妨
(
さまた
)
げられて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「今晩はいやに
交代
(
こうたい
)
の時間が長いような気がしますね、中尉殿」
秘境の日輪旗
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
▼ もっと見る
が、自らぎょっとして、横の、頑丈極まる
格子組
(
こうしぐ
)
みの方を、
窺
(
うかが
)
うように振り向いた。そこの境にはいつも番の武士が
交代
(
こうたい
)
で付いているからだった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また、そとには、まえにもいったとおり、二つの
洞門
(
どうもん
)
があって、配下の
野武士
(
のぶし
)
が五人ずつ
交代
(
こうたい
)
で、
篝火
(
かがりび
)
をたきながら夜どおし見はりをしている
厳重
(
げんじゅう
)
さである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もっとも
交代
(
こうたい
)
で朝食へ退がってはまた席に
回
(
かえ
)
っていたので、彼もそれで立ったものと思われていたが、
陽
(
ひ
)
が高くなっても、
午
(
ひる
)
ちかくなっても、戻って来ないので
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
交
常用漢字
小2
部首:⼇
6画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“交代”で始まる語句
交代者
交代寄合
交代番
交代夜番