“厳重”のいろいろな読み方と例文
旧字:嚴重
読み方割合
げんじゅう85.2%
しっかり7.4%
げんちょう3.7%
げんぢゆう3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さだめし、きいきい声をたてていることと思うが、まどがみな厳重げんじゅうにふさがっているので、クーパーの耳には、なにも聞こえない。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
必ず喰物を内に残いて、外から厳重しっかりと締りをしておったそうで御座います。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
摂津の能勢のせはいわゆる厳重げんちょう玄猪げんちょ)の本場であったから、製法その他にもいろいろの古例があったことと思うが、播州の方ではこの日のためにただ餅をつき
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
此打切は川口を一ばんとして水上みなかみへ十五番まであり。こゝはいづくのもちとて川にその境目さかひめありてはなはだ厳重げんぢゆう也。