“げんちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
元朝42.9%
幻聴14.3%
元萇14.3%
厳重14.3%
玄長14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大癡老人黄公望こうこうぼうは、梅道人ばいどうじん黄鶴山樵こうかくさんしょうとともに、元朝げんちょう神手しんしゅである。惲南田はこう言いながら、かつて見た沙磧図させきず富春巻ふうしゅんかんが、髣髴ほうふつと眼底に浮ぶような気がした。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
……幻影げんえいとか幻聴げんちょうとか云う奴さ、……小野! 僕はもう全く疑う余地はないと思うんだ! 石ノ上ノ文麻呂は時々このあやしげな幻覚に悩まされているんだぜ! 昨日も昨日で
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
不意に、左手奥の方から、何やら不吉な幻聴げんちょうのごとく、わらべ達の声が聞えた。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
おきみさま御もとへ元萇げんちょう
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
摂津の能勢のせはいわゆる厳重げんちょう玄猪げんちょ)の本場であったから、製法その他にもいろいろの古例があったことと思うが、播州の方ではこの日のためにただ餅をつき
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
当行学院御院主、昨秋らい関東御巡錫中ごじゅんしゃくちゅうの故を以て、その留守を預かる院代いんだい玄長げんちょうと申す者じゃ。邪魔立て致すとは何を暴言申さるるか、霊地の庭先荒さば仏罰ぶつばつ覿面てきめんに下り申すぞッ