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『尾形了斎覚え書』
ふりがな文庫
『
尾形了斎覚え書
(
おがたりょうさいおぼえがき
)
』
今般、当村内にて、切支丹宗門の宗徒共、邪法を行ひ、人目を惑はし候儀に付き、私見聞致し候次第を、逐一公儀へ申上ぐ可き旨、御沙汰相成り候段屹度承知仕り候。 陳者、今年三月七日、当村百姓与作後家篠と申す者、私宅へ参り、同人娘里(当年九歳)大病に付 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮」1917(大正6)年1月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
度
(
たし
)
直
(
ぢき
)
叶
(
かなひ
)
妾
(
てかけ
)
微笑
(
ほほゑ
)
漸
(
やうやく
)
大
(
おほい
)
薫
(
くゆ
)
先
(
まづ
)
自
(
おのづか
)
仮令
(
たとひ
)
分明
(
ぶんみやう
)
可
(
べか
)
彼
(
かの
)
郡
(
ごほり
)
麗
(
うるは
)
幸
(
さいはひ
)
御尤
(
ごもつと
)
斯様
(
かやう
)
空
(
くう
)
蹲
(
うづくま
)
一時
(
ひととき
)
中
(
あた
)
二
(
に
)
今朝
(
こんてう
)
但
(
ただし
)
専
(
もつぱ
)
懺悔
(
こひさん
)
正道
(
しやうだう
)
殆
(
ほとんど
)
無之
(
これな
)
申
(
さる
)
癒
(
いや
)
額
(
ぬか
)
類
(
たぐひ
)
魂
(
たましひ
)
二言
(
にごん
)
人目
(
じんもく
)
何卒
(
なにとぞ
)
傷寒
(
しやうかん
)
儲
(
まう
)
再
(
ふたたび
)
冥罰
(
みやうばつ
)
凄々
(
すごすご
)
外道
(
げだう
)
屹度
(
きつと
)
忽
(
たちまち
)
旨
(
むね
)
機織
(
はたお
)
無之
(
これなき
)
猶
(
なほ
)
瘴気
(
しやうき
)
確
(
しか
)
私宅
(
わたくしたく
)
蛮音
(
ばんいん
)
言上
(
ごんじやう
)
読誦
(
どくじゆ
)
躯
(
むくろ
)
還魂
(
くわんこん
)
頸
(
うなじ
)
頻
(
しきり
)
一度
(
ひとたび
)
万々
(
ばんばん
)
三貼
(
さんでふ
)
不憫
(
ふびん
)
乃至
(
ないし
)
仕
(
つかまつ
)
伴
(
つ
)
佇
(
たたず
)
体
(
てい
)
例
(
ためし
)
再応
(
さいおう
)
出入
(
でいり
)
加之
(
しかのみならず
)
匇々
(
そうそう
)
千万
(
せんばん
)
卯時
(
うのとき
)
口説
(
くど
)
叶
(
かな
)
咽
(
むせ
)
唇
(
くちびる
)
声高
(
こわだか
)
娘御
(
むすめご
)
実事
(
じつじ
)
少時
(
しばらく
)
屡
(
しばしば
)
巳
(
み
)
帰依
(
きえ
)
平
(
ひら
)
弁
(
わきま
)
思召
(
おぼしめ
)
惑
(
まど
)
憑
(
つ
)
扨
(
さて
)
有之
(
これあり
)
未嘗
(
いまだかつて
)
未時
(
ひつじどき
)
枕辺
(
まくらべ
)
梁瀬
(
やなせ
)
気色
(
けしき
)