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未嘗
ふりがな文庫
“未嘗”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いまだかつて
73.3%
いまだかつ
26.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまだかつて
(逆引き)
これは、邸内に
妙見
(
みょうけん
)
大菩薩があって、その神前の
水吹石
(
みずふきいし
)
と云う石が、火災のある
毎
(
ごと
)
に水を吹くので、
未嘗
(
いまだかつて
)
、焼けたと云う事のない屋敷である。
忠義
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
元来僕は何ごとにも
執着
(
しふぢやく
)
の乏しい性質である。
就中
(
なかんづく
)
蒐集
(
しうしふ
)
と云ふことには小学校に
通
(
かよ
)
つてゐた頃、昆虫の
標本
(
へうほん
)
を集めた以外に
未嘗
(
いまだかつて
)
熱中したことはない。
蒐書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
未嘗(いまだかつて)の例文をもっと
(11作品)
見る
いまだかつ
(逆引き)
しかしどの国のどの部落も、
未嘗
(
いまだかつ
)
て彼の足を
止
(
とど
)
めさせるには足らなかった。それらは皆名こそ変っていたが、そこに住んでいる民の心は、高天原の国と同じ事であった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
現實
(
げんじつ
)
と
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
全
(
まつた
)
く
貴方
(
あなた
)
には
解
(
わか
)
らんのです、
貴方
(
あなた
)
は
未嘗
(
いまだかつ
)
て
苦
(
くるし
)
んだ
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いのですから。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
未嘗(いまだかつ)の例文をもっと
(4作品)
見る
未
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
嘗
漢検準1級
部首:⼝
14画
“未”で始まる語句
未
未曾有
未練
未亡人
未刻
未明
未来
未來
未熟
未知
“未嘗”のふりがなが多い著者
アントン・チェーホフ
芥川竜之介
石川啄木