“未明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みめい52.4%
まだき28.6%
あけがた9.5%
ひきあけ4.8%
みみやう4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
未明みめい食事をおはりて出立し又水流すいりうさかのぼる、無数の瀑布を経過けいくわして五千五百呎のたかきに至れば水流まつたき、源泉は岩罅かんこより混々こん/\として出できた
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
こういうところをあさ未明まだきに旅をするのは実に旅行中の最大愉快である。湖辺に沿うて行くこと五里ばかりにして朝時頃に山の間の小さな流れのところに着きました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
三十一日の未明あけがたにその僧侶から送ってくれた馬に乗って、チャクサムという所まで急いで出て来ました。それは前に説明した木の船と皮の船のある所です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
夜更よなか目敏めざとい母親の跫音あしおとが、夫婦の寝室ねまの外の縁側に聞えたり、未明ひきあけに板戸を引あけている、いらいらしい声が聞えたりした。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
さらに、だんがう、申すべく、未明みみやう、いとひ無し、即刻
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)