“目敏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めざと93.3%
めさと3.3%
めばや3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜更よなか目敏めざとい母親の跫音あしおとが、夫婦の寝室ねまの外の縁側に聞えたり、未明ひきあけに板戸を引あけている、いらいらしい声が聞えたりした。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
その男は目敏めさとく自分の両側を見渡した。
みると床板を上げた辺に一枚の紙片かみきれが落ちて居た。目敏めばやくその紙片を見つけた松本は、一寸驚いた様子で、一度拾おうとしたが、急に止めて今度はポケットから手帳を出した。
琥珀のパイプ (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)