“正道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうどう50.0%
せいどう28.6%
しやうだう7.1%
しょうとう7.1%
まさみち7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
断って、改心致して正道しょうどうに稼ぐよりほかに致し方はない、始終女房の身の上小児こどもの上まで、う云う祟りのあるのは、皆是も己の因果が報う事で有るか
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ていの弟に正道せいどうという者があった。その名のごとく彼は正しい人間であったので、兄の非行を見るに見かねて、数十里の遠いところへ立ち退いてしまった。
然るに、その正道しやうだう潔白なる貴殿が、私共天魔に魅入られ候者に、唯今、娘御むすめごの大病を癒し呉れよと申され候は、何故に御座候や。
尾形了斎覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
江戸のお客を乗せれば此様こんな嬉しい事はありませんて……ね此の由さんが鞄を忘れたら態々わざ/\持って来て見せやアがったから、わし正道しょうとうの人間だと思って目を掛けて
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
正道まさみちに入り立つともよおほかたのほまれそしりはものならなくに
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)