“せいどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青銅44.8%
聖堂17.2%
正道13.8%
生動10.3%
凄動3.4%
成童3.4%
清童3.4%
青瞳3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところがたゞのどうではやはらかすぎ、鑄造ちゆうぞうもむつかしいので、どうすゞをまぜて青銅せいどうといふ金屬きんぞくつくり、これを器物きぶつ材料ざいりようとしてゐた時代じだいがありました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
私は近頃数寄屋橋外すきやばしそとに、虎の門金毘羅こんぴらの社前に、神田聖堂せいどうの裏手に、その他諸処に新設される、公園の樹木を見るよりも
数馬の芸はそのようにいやしいものではございませぬ。どこまでもともに敵を迎える正道せいどうの芸でございまする。
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
保吉はこう云う色彩の調和に芸術家らしい満足を感じた。殊に乙姫おとひめ浦島太郎うらしまたろうの顔へ薄赤い色を加えたのはすこぶ生動せいどうおもむきでも伝えたもののように信じていた。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
自分は尺八のことにはまるで素人であるから、彼が吹くその曲のし、彼の技の巧拙はわからないけれども、心をこめて吹くその音色の脈々としてわれに迫る時、われ知らず凄動せいどうしたのである。
女難 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
乳呑児ちのみごから乳離ちばなれ以後、それから成童せいどうになるまで一々順序を追ってその食物を変えなければならん。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
たもとで、頬をこすったが、お蔦のにおいが消えなかった。二十七にもなって、まだ、清童せいどうである彼の潔癖が、忌々いまいましげに
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
愛の羽寄り添ひ、青瞳せいどううるむ見れば
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)