“ブロンズ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青銅58.3%
青銅像41.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高い青銅ブロンズで出来た燭台が置かれてある、室内は暖炉の温か味で程よくなっている、傍の肱掛け椅子には逞ましい馬丁風の男が二人睡っている。
頸飾り (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
「君が自分で説明したらいぢやないか、君は何時いつだつたか、青銅ブロンズで馬の模型モデルを作りかけて鋳上げる事もしないで、打捨うつちやぱなしにしたぢやないか、いい恥晒はぢさらしだね。」
雪のように白い絹で張りつめられた壁にかゝっているクールベエらしい風景画にも炉棚マンテルピースの上の少女の青銅像ブロンズにも、夫人の高雅な趣味が光っていた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
思うに、この青銅像ブロンズの作者は、もののあわれを知った人だったのだろう。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)