凄動せいどう)” の例文
自分は尺八のことにはまるで素人であるから、彼が吹くその曲のし、彼の技の巧拙はわからないけれども、心をこめて吹くその音色の脈々としてわれに迫る時、われ知らず凄動せいどうしたのである。
女難 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)