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聖堂
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せいどう
ふりがな文庫
“
聖堂
(
せいどう
)” の例文
子供の時
聖堂
(
せいどう
)
の図書館へ通って、
徂徠
(
そらい
)
の
蘐園十筆
(
けんえんじっぴつ
)
をむやみに写し取った昔を、
生涯
(
しょうがい
)
にただ一度繰り返し得たような心持が起って来る。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
私は近頃
数寄屋橋外
(
すきやばしそと
)
に、虎の門
金毘羅
(
こんぴら
)
の社前に、神田
聖堂
(
せいどう
)
の裏手に、その他諸処に新設される、公園の樹木を見るよりも
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それよりモスクワ
川向
(
かわむこう
)
の
町
(
まち
)
の
景色
(
けしき
)
などを
見渡
(
みわた
)
しながら、
救世主
(
きゅうせいしゅ
)
の
聖堂
(
せいどう
)
や、ルミャンツセフの
美術館
(
びじゅつかん
)
なんどを
廻
(
まわ
)
って
見
(
み
)
た。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
聖堂
(
せいどう
)
も湯島天神も焼けちゃったからな。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「なあに漢学者でさあ、若い時
聖堂
(
せいどう
)
で
朱子学
(
しゅしがく
)
か、何かにこり固まったものだから、電気灯の下で
恭
(
うやうや
)
しくちょん
髷
(
まげ
)
を頂いているんです。仕方がありません」とやたらに
顋
(
あご
)
を
撫
(
な
)
で廻す。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“聖堂”の意味
《名詞》
孔子を祀っている堂。孔廟。大成殿。
キリスト教の教会堂。
(出典:Wiktionary)
“聖堂”の解説
聖堂(せいどう、Shrine)は、宗教施設の一つである。
(出典:Wikipedia)
聖
常用漢字
小6
部首:⽿
13画
堂
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
“聖堂”で始まる語句
聖堂裏
聖堂派騎士団