“生動”の読み方と例文
読み方割合
せいどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしこの上に一頭地いっとうちを抜けば、わが感じたる物象を、わが感じたるままのおもむきを添えて、画布の上に淋漓りんりとして生動せいどうさせる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
保吉はこう云う色彩の調和に芸術家らしい満足を感じた。殊に乙姫おとひめ浦島太郎うらしまたろうの顔へ薄赤い色を加えたのはすこぶ生動せいどうおもむきでも伝えたもののように信じていた。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
わが眼には星辰せいしん雲集し又無限むげん夜天やてん生動せいどうす。
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)