“一頭地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっとうち50.0%
いつとうち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしこの上に一頭地いっとうちを抜けば、わが感じたる物象を、わが感じたるままのおもむきを添えて、画布の上に淋漓りんりとして生動せいどうさせる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一、病中かんなるを幸ひ、諸雑誌の小説を十五篇ばかり読む。滝井たきゐ君の「ゲテモノ」同君の作中にても一頭地いつとうちを抜ける出来えなり。
病牀雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)