“地頭職”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じとうしょく50.0%
じとうしき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その当時、飛騨国ひだのくに地頭職じとうしょくは藤原姓をおか飛騨判官朝高ひだのほうがんともたかという武将で、彼も蒙古退治の注進状ちゅうしんじょうに署名したる一人いちにんであった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
飛騨判官朝高という人は、かつ飛騨国ひだのくに地頭職じとうしょくを勤めたことが有るように記憶しています。左様さよう、何でも鎌倉時代の中葉、北條時宗ほうじょうときむね頃の人でしたろう。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
和歌所の領として、播磨はりま細川庄と近江おうみ小野庄とがあったが、恐らくは承久乱後定家が領有してその地頭職じとうしきとなり、為家が相続した。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)