“瘴氣”の読み方と例文
新字:瘴気
読み方割合
しやうき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こはこの地の習にて、牧者どものおのが小屋のめぐりなる野を燒きて、瘴氣しやうきを拂ふなるべし。
こは瘴氣しやうきを恐るればなり。亭は皆白壁なれど、いしずゑより簷端のきば迄、緑いろなるかび隙間なく生ひたり。人も家も、べて腐朽の色をあらはして、日暖に草緑なる四邊あたりの景と相容れざるものゝ如し。