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匠気
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しょうき
ふりがな文庫
“
匠気
(
しょうき
)” の例文
旨く書こう、なるべく上手にと技巧に囚われている書家の字に価値のないのは、内容のない浅慮の振舞として、
衒気
(
げんき
)
、
匠気
(
しょうき
)
を出すからである。
鑑賞力なくして習字する勿れ
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
心に
邪
(
よこしま
)
があれば邪が——心に
堕気
(
だき
)
があれば堕気が——
匠気
(
しょうき
)
があればまた匠気のあとが
蔽
(
おお
)
い隠しようもなく遺る。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なぜかというと、書を習うに従って技巧を覚え、柄にもない、身分にもない書風を
撰
(
えら
)
んで、そこに
匠気
(
しょうき
)
が出る。
現代能書批評
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
結果から見ると、大抵の人は手紙なら生きた字を書くが、あらたまったものを書くときには、うんと技量が低下して字が死ぬ。いわゆる
匠気
(
しょうき
)
というものが出て来る。
習書要訣:――美の認識について――
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
匠
常用漢字
中学
部首:⼕
6画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“匠”で始まる語句
匠作
匠
匠人
匠家
匠工