“膏血”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうけつ74.2%
かうけつ16.1%
あぶら9.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな矛盾した社会は顛覆てんぷくさせねばならぬ。暴動をおこして、人民の膏血こうけつをしぼっている奴らをハエのようにたたきつぶさねばならぬ。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
国民の膏血かうけつを分けて貰つて、不義の栄耀ええうふけり、其手先となつて昔日むかし朋友ほういうの買収運動をさへなさるとは、姉さん、まア、何と云ふ堕落でせうか
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
汝等がき剣は餓えたり汝等剣に食をあたへよ、人の膏血あぶらはよき食なり汝等剣に飽まで喰はせよ、飽まで人の膏膩をへと、号令きびしく発するや否、猛風一陣どつと起つて
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)