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膏薬売
読み方 | 割合 |
こうやくう | 60.0% |
かうやくう | 20.0% |
こうやくうり | 20.0% |
この李忠の前身は、かつて
魯智深がまだ
花和尚といわず、
渭州の町で憲兵をしていた時代、同じ町の辻で、
膏薬売りをやっていたあの
香具師の
痩せ浪人の崩れなのである。
へえー
芝居にありさうですな、
河竹新七さんでも書きさうな
狂言だ、
亀裂皹を
隠さう
為めに
亭主は
熊の
膏薬売り、イヤもう
何処で
何う
云ふ
方にお目にかゝるか知れません。
この浪宅の横丁へも、やれ紙屑屋の、
膏薬売の、
傘張のと、いろいろなものに化け居って、
胡散くさいのが絶えず覗きに来るが、そういう
手輩に、いちいちかまっていた日には
限りがない。