“こうけつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
膏血52.8%
高潔13.9%
壙穴5.6%
皎潔5.6%
皓潔5.6%
紅血5.6%
纐纈5.6%
坑穴2.8%
孔穴2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆえにかの租を食らい、税を飲み、他人の膏血こうけつを絞りて自家の口腹肉欲を飽かしむるごとき閑生活をなすものはあらず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ここに、黄巾の残党で、何儀かぎ黄邵こうしょうという二頭目は、羊山ようざんを中心に、多年百姓の膏血こうけつをしぼっていたが、
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石太郎が弁解しなかったのは、他人の罪をきて出ようというごとき高潔こうけつな動機からでなく、かれが、歯がゆいほどのぐずだったからにすぎない。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
高潔こうけつなる紳士しんしのごとくある社会の一部には持てはやされがちのものである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
灰色の壙穴こうけつの底に朽ち残った戦衣のくずといったような気もした。
簔虫と蜘蛛 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
なんだか「壙穴こうけつ」という文字がすぐに頭に浮んだ。
病中記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
葉石にしてもしこの書を見ば、定めて良心に恥じ入りたらん、妾の軽率をいきどおりもしたらん、妾は余りに一徹なりき、彼が皎潔こうけつの愛をけがし、神聖なる恋を蹂躙じゅうりんせしをば
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
これをのマヂニーが一句一言、その偉大なる品性の印象、道念の清遠皎潔こうけつなる高調、人情の円満なる進歩を主宰する上帝の摂理を仰望する活信を以て横溢おういつするに比す、もとより同日の論にあらずといえども、しかも松陰、人情の奥線に触れ、道念の絶頂にじたるものなくんばあらず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
傳へいふ、初めこの皓潔こうけつ玉の如き卓を發掘せしとき、工夫は驚喜の餘、覺えず聲を放ちて叫びぬと。
格別の新しがらなくともあたらしい智識ちしきの洗礼を受けたのちの彼女の素直さと女らしい愛らしさと皓潔こうけつ放胆ほうたんがぎすぎすした理窟りくつ気障きざな特別な新らしがりより新らしいのでしょう。
新時代女性問答 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
手首を取って刃をかいなに引く、一線の紅血こうけつ玉盞ぎょくさんに滴る。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
男といはず女といはず、既に十三、十四、十五、十六、といふ年齡の五十幾人のうら若い胸、それがすなはち火を待つばかりに紅血こうけつの油を盛つた青春の火盞ひざらではないか。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
追立の役人十数騎の中に、特にゆるしをうけたものとみえ、叔父の祐範と纐纈こうけつ源吾のふたりの顔もじって後からいて来る。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
纐纈こうけつ源吾盛安もすり寄って、早口に、
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伊那丸いなまるのまえには、いまや、おそるべき死の坑穴こうけつが何者かの手で掘られている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
冬時とうじこのかは灌水くわんすゐおこなふには、あらかじ身體しんたいるゝに孔穴こうけつこほりやぶりてまうき、朝夕あさゆふこの孔穴こうけつぼつして灌水くわんすゐおこなふ。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)