“けうけつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
皎潔100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皎潔けうけつ雪をあざむく上半の屋蓋は、高く碧空に聳えて、幾多の簷角えんかく、幾多の塔尖より石人の形の現れたるさま、この世に有るべきものともおもはれず。
大いなるくゞひの、皎潔けうけつ雪の如くなるが、上りては雲を裂いて灝氣かうきたゞよふわたりに入り、下りては波を破りて蛟龍かうりようの居るところに沒し、その性命は聲に化して身を出で去らんとす。