トップ
>
『簔虫と蜘蛛』
ふりがな文庫
『
簔虫と蜘蛛
(
みのむしとくも
)
』
二階の縁側のガラス戸のすぐ前に大きな楓が空いっぱいに枝を広げている。その枝にたくさんな簔虫がぶら下がっている。 去年の夏じゅうはこの虫が盛んに活動していた。いつも午ごろになるとはい出して、小枝の先の青葉をたぐり寄せては食っていた。からだのわ …
著者
寺田寅彦
ジャンル
自然科学 > 動物学 > 昆虫類
初出
「電気と文芸」1921(大正10)年5月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
吻
(
くちさき
)
空
(
あ
)
竿
(
ざお
)
蛾
(
が
)
空罐
(
あきかん
)
竿
(
さお
)
箒
(
ほうき
)
簔虫
(
みのむし
)
肌
(
はだ
)
肥
(
ふと
)
膳
(
ぜん
)
舎利
(
しゃり
)
芝生
(
しばふ
)
麻痺
(
まひ
)
蜂
(
はち
)
蜘蛛
(
くも
)
蟻
(
あり
)
褐色
(
かっしょく
)
貪欲
(
どんよく
)
遺骸
(
いがい
)
鉢
(
はち
)
鋏
(
はさみ
)
佳肴
(
かこう
)
杖
(
つえ
)
兜
(
かぶと
)
午
(
ひる
)
地蜂
(
じばち
)
壙穴
(
こうけつ
)
外殻
(
がいかく
)
孔
(
あな
)
強靱
(
きょうじん
)
据
(
す
)
旺盛
(
おうせい
)
昆虫
(
こんちゅう
)
空巣
(
あきす
)
楓
(
かえで
)
殺戮
(
さつりく
)
毒牙
(
どくが
)
汁気
(
しるけ
)
滑稽
(
こっけい
)
滓
(
かす
)
灰殻
(
はいがら
)
牙
(
きば
)
狼
(
おおかみ
)