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毒牙
ふりがな文庫
“毒牙”の読み方と例文
読み方
割合
どくが
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どくが
(逆引き)
が、その狼の
毒牙
(
どくが
)
は、法律に
依
(
よ
)
って、保護されている毒牙だった。今の世の中では、国家の公正な意志であるべき法律までが、富める者の味方をした。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
そしてわずかな弱点を捜しあてて、そこに鋭い
毒牙
(
どくが
)
を働かせ始める。壁がやがて破れたと思うと、もう簔虫のわき腹に一滴の毒液が注射されるのであろう。
簔虫と蜘蛛
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
われは
爾
(
なんじ
)
が
毒牙
(
どくが
)
にかかり、非業にも最期をとげたる、月丸が
遺児
(
わすれがたみ
)
、黄金丸といふ犬なり。
彼時
(
かのとき
)
われ母の胎内にありしが、その
後
(
のち
)
養親
(
やしないおや
)
文角ぬしに、
委敷
(
くわし
)
き事は聞きて知りつ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
毒牙(どくが)の例文をもっと
(6作品)
見る
“毒牙”の意味
《名詞》
毒牙 (どくが)
毒蛇などが、かみついたとき毒液を分泌する牙。
邪な目論見。悪辣な手段。
(出典:Wiktionary)
毒
常用漢字
小5
部首:⽏
8画
牙
常用漢字
中学
部首:⽛
4画
“毒”で始まる語句
毒
毒蛇
毒瓦斯
毒気
毒々
毒舌
毒口
毒吐
毒蛾
毒水
“毒牙”のふりがなが多い著者
巌谷小波
長塚節
菊池寛
海野十三
泉鏡花
寺田寅彦