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遺児
ふりがな文庫
“遺児”のいろいろな読み方と例文
旧字:
遺兒
読み方
割合
わすれがたみ
77.8%
いじ
5.6%
かたみ
5.6%
のこしご
5.6%
わすれご
5.6%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わすれがたみ
(逆引き)
五十に近い私が、お嬢さまに求婚するなどと笑ひ話にもなりません。実は、当人と申すのは私の倅、今年二十五になります。亡妻の
遺児
(
わすれがたみ
)
です。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
遺児(わすれがたみ)の例文をもっと
(14作品)
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いじ
(逆引き)
年寄りはそれは御苦労なこったという顔をしてうなずいて、その
節榑立
(
ふしくれだ
)
った指さきで、もとの同僚の
遺児
(
いじ
)
の頬を不憫そうに撫でた。トシは人見知りをしない子で、すぐあいそ笑いをした。
夕張の宿
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
遺児(いじ)の例文をもっと
(1作品)
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かたみ
(逆引き)
私自身を言うて見ても、
秩父
(
ちゝぶ
)
暴動と云ふことは、明治の舞台を飾る小さき花輪になつて居るけれ共、其犠牲になつた無名氏の一人の
遺児
(
かたみ
)
が、父母より
譲受
(
ゆづりう
)
けた手と足とを力に
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
遺児(かたみ)の例文をもっと
(1作品)
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のこしご
(逆引き)
だが、その
遺児
(
のこしご
)
にまで、どうこう考えてやるほどな好意はない。反対に、ふと頭をかすめたのが、日頃から彼の最も嫌忌している穢の心配だった。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
遺児(のこしご)の例文をもっと
(1作品)
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わすれご
(逆引き)
旧主の
遺児
(
わすれご
)
に会った親しさをもって答えたが、実之助は、市九郎の
声音
(
こわね
)
に欺かれてはならぬと思った。
恩讐の彼方に
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
遺児(わすれご)の例文をもっと
(1作品)
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“遺児”の意味
《名詞》
遺児(いじ)
親が死んでしまった子。
捨て子。
(出典:Wiktionary)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“遺”で始まる語句
遺
遺憾
遺骸
遺書
遺物
遺言
遺恨
遺品
遺跡
遺漏
“遺児”のふりがなが多い著者
巌谷小波
木下尚江
橘外男
小山清
正岡容
菊池寛
国枝史郎
吉川英治
夢野久作
岡本かの子