“譲受”のいろいろな読み方と例文
旧字:讓受
読み方割合
ゆずりう50.0%
ゆずりうけ25.0%
ゆづりう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この塚山という人はその父から譲受ゆずりうけたある電気工場の持主であったが、普通選挙の実施せられるより以前、労働問題の日に日に切迫して来るのを予想し、早く工場を売卻ばいきゃくして
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
もっとも、寺に戸籍こせきのあった時代で、祝言も仲人なこうどもなく、勝手に後家ごけといっしょになった場合は、世間への名聞もはばかって、表向は後取あととりと言えないわけで、それをおもんぱかって、源左衛門は店や蔵の譲受ゆずりうけ
銭形平次捕物控:282 密室 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
私自身を言うて見ても、秩父ちゝぶ暴動と云ふことは、明治の舞台を飾る小さき花輪になつて居るけれ共、其犠牲になつた無名氏の一人の遺児かたみが、父母より譲受ゆづりうけた手と足とを力に
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)