遺児かたみ)” の例文
旧字:遺兒
私自身を言うて見ても、秩父ちゝぶ暴動と云ふことは、明治の舞台を飾る小さき花輪になつて居るけれ共、其犠牲になつた無名氏の一人の遺児かたみが、父母より譲受ゆづりうけた手と足とを力に
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)