“空巣”の読み方と例文
読み方割合
あきす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空巣あきすねらいだ。そうでなくて、よろいびつなんかに、かくれるはずがない。きみたち、こいつをつかまえて、縄をかけてくれっ!
魔法人形 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
寅吉は深川に住んで、おもて向きは鋳掛いか錠前じょうまえ直しと市中を呼びあるいているが、博奕ばくちも打つ、空巣あきす狙いもやる。
半七捕物帳:40 異人の首 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ある日空巣あきすねらいがはいった。おばあさんはキョトンとした眼で見ていたが、立っていって座布団ざぶとんを出した。