“膏脂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうし50.0%
あぶら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呼吸をするたびに、その胸の線がまるで白鳥の胸のやうに豊かにふくらんだ。膏脂こうしが体内に沈澱ちんでんして何か不思議な重さで彼女自身をものうくした。
青いポアン (新字旧仮名) / 神西清(著)
彼女はあしを厚い毛の靴下で包んだ。膏脂こうしれた彼女の皮膚は痛々しく秋風に堪へなかつた。いつか彼女の手のさきには化粧の匂ひが消えずに残りはじめた。
青いポアン (新字旧仮名) / 神西清(著)
膏脂あぶら 香 息のつまりさうな唐人と
かめ (新字旧仮名) / 濤音(著)