“御承知”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごしようち53.8%
ごしょうち30.8%
ごしやうち7.7%
ごぞんじ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天守てんしゆおいては、かね貴女あなた双六すごろくつてなぐさみたいが、御承知ごしようちなければ、いたしやうもかつたをりから……ちやう僥倖さいはひ、いやもとより、もとよりのぞまをところ……とある!
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あなたも御承知ごしょうちとおり、こちらの世界せかいでは、なにをやるにも、手間暇間てまひまりません。おもったが吉日きちじつで、すぐに実行じっこううつされてきます。
神樣かみさま、どうかおきになつてください。わたしはあなたもよく御承知ごしやうちののんべえ です。わたしがのんべえ なためにいへ生計くらしくるまです。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
長屋の者は大通りに住むかたとは違いまして、御承知ごぞんじでもございましょうが、互いに親しむのが早いもので、私が十二軒の奥に移りますと間もなく、十二軒の人は皆な私に挨拶するようになりました。
女難 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)