“吉日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きちにち50.0%
きちじつ33.3%
とあるひ8.3%
よきひ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……やれ今日は何たる吉日きちにち。ありがたい仰せをうけたまわった。おことばに違いなきことは、御僧のおもてを拝見してもわかりました」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おお、きょうのような吉日きちじつはまたとない。いかにもこの場できゃつを成敗せいばいいたそう、その介錯かいしゃくもそちに命じる! ぬかるな!」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
するとここに十一月中旬の吉日とあるひ、かねて辱知の仕立屋のお針クウチュリエール嬢、美術研究所の標本モデエル嬢、官文書保存所アルキシイヴ羊皮紙パルシュマン氏、天文台区第二十七小区受持の警官棍棒クウルダン氏を
我が車の隙をうかゞひて走りぬけんとしたる時「ボン、ジヨオルノオ、アントニオ」(吉日よきひをこそ、アントニオ)と呼ぶは、むかし聞き慣れたるいまはしき聲なり。