“介錯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいしゃく82.5%
かいしやく15.0%
かいぞえ2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いざ、介錯かいしゃく下されい、御配慮によって、万事心残りなく取り置きました」といいながら、左の腹に静かに匕首あいくちの切っ先を含ませた。
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
両親にもながの暇乞いとまごひをして、やがて肌を脱いで、刀を手に取つた。介錯かいしやく役にそば突立つゝたつてゐた伯父は落ついた声で呼びかけた。
新兵衛の女房の介錯かいぞえで、お菊を隣村の夜祭りへ連れ出したことや、雉子きじが鳴いたり、山鳥やまどりが飛んだりする
落穂 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)