“やきすて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
焼棄50.0%
燒棄25.0%
焼捨25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あぜどなりの廃畑すたればたをよく見ると、畳五枚ばかりの真中まんなかに、焼棄やきすての灰が、いっぱい湿って、よどんで、竹の燃えさしが半ば朽ちて、ばらばらに倒れたり、うもれたりしています。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
隱亡をんばう彌十に頼み燒棄やきすてさせ候段不屆に付存命ぞんめい致しをり候はゞおもき御仕置しおきにもおほせ付らるべきところ鈴ヶ森に於て殺害せつがい致されしにより其つみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其方儀平生へいぜい身持みもちよろしからず博奕ばくえき喧嘩けんくわこのみ其後重四郎ならびに三五郎より頼まれ候とはいへども掃部茂助藤兵衞三人の死骸を燒棄やきすて其上みぎほね利根川とねがはへ流し候段重々ぢう/\不屆の所格別かくべつの御仁惠じんゑを以て遠島ゑんたう申付る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ただ遺憾いかんなるは脇屋わきや某が屠腹とふくを命ぜられたる事を聞き、かかる暴政ぼうせいの下にありては何時いついかなる嫌疑けんぎをうけて首をられんも知れずと思い、その時筐中きょうちゅうおきたる書類しょるい大抵たいてい焼捨やきすてました