“素焼”のいろいろな読み方と例文
旧字:素燒
読み方割合
すやき55.6%
すや38.9%
テラコッタ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素焼すやき土偶でくは粉になって、四方へ破片を飛ばしたのです。すると、その樹のうしろあたりから、あっと言って姿を見せた男女がある。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あたしは、すみれをはちうつしてやりましょう。」と、竹子たけこさんはいって、すみれをば地面じめんからはなして、素焼すやきのはちなかうつしました。
つばきの下のすみれ (新字新仮名) / 小川未明(著)
それから蛇腹じゃばら、また廊下の壁面を貫いている素焼テラコッタの朱線にも、注意を払っていいと思う
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)