“素燒”のいろいろな読み方と例文
新字:素焼
読み方割合
すや50.0%
すやき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素燒すやきでありますけれども、くろずんだ茶色ちやいろいぶされたのがおほいのです。そしてそのつちしつこまかいすなや、ときには大粒おほつぶすながまじつてゐるために平均へいきんしてをりません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
製法は何れも手づくね素燒すやきなり。土質中には多少たせう雲母きららふくむを常とす。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
それから口の小さい素燒すやき徳利とくりへへちまの水を詰めさしたり、白粉と紅とを取揃へたり、お鳥目てうもくを出さうとして帶の間へ手をやつた時は、先程から我慢して居た恐ろしい眠氣ねむけが急におそつて來て
素燒すやきの、ああわがいのち、輕き小甕をがめ
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)