“爐”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
96.9%
ゐろり3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蝋燭はなかつたが、からのぼんやりした光が、とき/″\、張り壁や、絨毯じうたんや、窓掛や、光つてゐるマホガニの家具を明かにした。
彼女かのぢよ小使部屋こづかひべやまへとほりかゝつたときおほきな炭火すみびめうあかえる薄暗うすくらなかから、子供こどもをおぶつた内儀かみさんがあわてゝこゑをかけた。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
翌早朝よくさうてう小使部屋こづかひべやゐろり焚火たきびすくはれて蘇生よみがへつたのであります。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)