“爐端”の読み方と例文
新字:炉端
読み方割合
ろばた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爐端ろばたもちいたゞくあとへ、そろへ、あたまをならべて、幾百いくひやくれつをなしたのが、一息ひといきに、やまひとはこんだのであるとふ。洒落しやれれたもので。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
差出さしいだせばお三婆は圍爐裡ゐろりはたに火をたきたりしが是をきいて大きに悦びよくも/\此大雪をいとは深切しんせつにも持來り給へりと麁朶そだをりくべて寶澤をも爐端ろばたへ坐らせ元よりすきの酒なればすぐかん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いまとほつてた。あの土間どまところこしけてな、草鞋わらぢ一飯したくをしたものよ。爐端ろばた挨拶あいさつをした、面長おもながばあさんをたか。……時分じぶんは、島田髷しまだまげなやませたぜ。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)