“雲母”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きらら62.0%
うんも14.0%
きらゝ8.0%
きら6.0%
マイカ6.0%
キララ2.0%
うんぼ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荒れはてているが、古ぶすまの白蓮には雲母のおもかげが残っていた。古風な院作りの窓から青い月影がしのびやかに洩れている。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それを遠くから眺めると、秋の白い光を受けてそれが雲母のように光った。銀色に、淡紅色に、薄紫色にいろいろになって波うった。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
陽は午前の十一時に近く、川も町のも、野菜畑や稲田も、上皮を白熱の光に少しずつ剥がされ、微塵の雲母となって立騰ってるように見えます。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
思ふにこれ当時の画工が鏡のに人の顔の映りしさまを見せんとしたる新意匠なるべし。そはともあれ今日写楽の似顔絵を見るに雲母は人物背後の装飾として最も面白く感ぜらる。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
雲母で作った薄い円盤を「水晶の糸で釣るして真空の中に置いて、此の円盤の面へ弧光灯の光を直角にあてると此の円盤が光にされて動く」
「光線の圧力」の話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
十二月・雲母ノ下ノ天末線鉄ノヤウニソレハ
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)
「有りましたよ。いや。仲々沢山に有りましたよ。——先ず、多量の玻璃質に包まれて、アルカリ長石、雲母角閃石、輝石等々の微片、それから極めて少量の石英と、橄欖岩に準長石——」
気狂い機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)