“雲母越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きららご50.0%
きらゝごえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こう断りながら、大息をって、雲母越きららごえの十町なわてを魔のように駈け、さがまつの辻までやがて来た。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その日のゆうぐれ宿坊へ戻り候わんとてすでに雲母越きらゝごえにさしかゝり候おりふし、俄かに物蔭よりおどり出でたる人のさまにて
二人の稚児 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)