“火葬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くわさう45.5%
かそう27.3%
くわそう9.1%
やい9.1%
やき9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火葬(くわさう)に爲て呉ろと頻(しき)りに頼みしかども私しは後々(のち/\)の事を恐敷(おそろしく)と申して斷りしに重四郎は承知せず貴樣(きさま)に難儀を懸(かけ)ぬ樣に取計(とりはから)ひ方も有から是非々々頼むと申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
また、坊(ぼう)さんのあげる、おいのりをおききなさい。——インド人(じん)のやもめは、火葬(かそう)のたきぎのつまれた上に、ながい赤いマントをまとって立っています。
聞(きゝ)付見には出ましたが怖(こは)さは怖し遠方(とほく)に窺(うかゞ)つて居しのみにて漸く少し鎭(しづ)まりし時三五郎重四郎兩人の聲が致すゆゑ傍(そば)に立寄(たちより)夫より右(みぎ)死骸は據(よんど)ころなく頼まれて火葬(くわそう)に致しましたれど勿々(なか/\)以て手傳(てつだひ)などは決して致しません尤(もつと)も其節の手續(てつゞき)は斯々(かく/\)云々(しか/″\)なりと委細(くはしく)申立ければ大岡殿段右衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
自分が死んだら直ぐ火葬(やい)て呉れ、誰れにも知らせないで、直ぐ火葬(やい)て呉れ、って、うるさく頼んだそうだが……そうそう、それからね、なんでも、髪を結って呉れ、って随分せがんだそうだがね。
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
火葬(やき)場からの帰途、それは薄曇りの日であつたが、白つぽい道の上を歩きながら、死んだ弟の次の弟が、訊かれたでもないのに、フト語り始めるのであつた。
亡弟 (新字旧仮名) / 中原中也(著)