“かそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下層16.7%
仮装16.7%
火葬16.7%
仮想11.1%
花草11.1%
仮粧5.6%
家嫂5.6%
家相5.6%
架相5.6%
渦層5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは空氣くうき上層じようそうには通常つうじよう西風にしかぜがあるので、下層かそう風向かざむきの如何いかんかゝはらず、こまかな火山灰かざんばひ大抵たいてい大氣中たいきちゆう上層じようそうり、東方とうほうはこばれるにるからである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
しているが、不逞群衆ふていぐんしゅう仮装かそうであると認める。十分に撃ちまくれ、判ったな。——左翼、中央の両隊の目標は、敵の散開線さんかいせん、右翼は横を見て前進、放送局の守備隊と連絡をとれイ。撃ち方、始めッ
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのモリ木を大せつに一生涯いっしょうがいしまって置いて、死んだら火葬かそうまきに使うものだった、というような話もつたわっているが、それはただ一つの話かもしれない。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一杯の水をのどへ下ろしたという仮想かそうを持って、彼はしかと精神を丹田たんでんに落着けるべく努めた。そのために膝を正し、姿をととのえ、平常ここにあって衆に君臨するときのままな自分を保とうとした。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一、四季の題目にて花木かぼく花草かそう木実このみ草実くさのみ等はその花実かじつもっとも多き時をもつて季と為すべし。藤花、牡丹ぼたんは春晩夏初を以て開く故に春晩夏初を以て季と為すべし。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
同盟罷工どうめいひこうねまじき有様ありさまに至りたるがごとき、かかる場合に於て、予も幾分いくぶんか頭痛を感ずることあるも、何ともなきを仮粧かそうしたり、また土用中なるにもかかわらず寒気凜冽りんれつにして
政談家はさまざまの事に口を出し、さまざまの理屈を述べて政府の働をたくましゅうせしめずと。学者はなおもこの政府に直接してくが如く刺すが如く、かの小姑こじゅうとめを学びて家嫂かそうわずらわさんと欲するか。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
或人が根岸の方の紺屋で家相かそうに詳しい老人を連れて来て見せた。
芝、麻布 (新字新仮名) / 小山内薫(著)
そして青幇の中には軟相なんそう硬相こうそうとの二大別があって、軟相は更に架相かそう吃相きっそうとに分れて居る。この軟相というのは比較的罪の軽いもので、逮捕せられても死罪は免れる。
しかしこの場合にも熱的対流が関係するか、それとも、単に流水層の渦層かそうの器械的不安定によるものであるかは、今後の詳細な実験的研究によってのみ決定さるべきであろう。
自然界の縞模様 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)