“西風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にしかぜ45.5%
にし22.7%
せいふう9.1%
ならい4.5%
シーフォン4.5%
ゼツヒロ4.5%
ゼフュルス4.5%
ニシ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで巨人(きよじん)を載(の)せた西風(にしかぜ)が其(その)爪先(つまさき)にそれを蹴飛(けと)ばさうとしても、恐(おそ)ろしく執念深(しふねんぶか)い枯葉(かれは)は泣(な)いてさうして其(そ)の力(ちから)を保(たも)たうとする。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
どうも今朝五時頃に裾野に靡いていた雲で見ると私は東南風(ならい)らしいと見たがという人が居ると、イヤ、あれは確かに西風(にし)だ
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)
翌日の早暁(そうぎょう)、帝都の西郊(せいこう)から毒瓦斯(ガス)フォルデリヒトを撒(ま)きちらし、西風(せいふう)にこれを吹き送らせて全市民を殺戮(さつりく)しつくそうという、前代未聞の計画であった。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
山三郎はじり/\して居りますが、何うも仕方がない、朝の内は西風(ならい)が吹き、昼少々前から東風(こち)から南風(みなみかぜ)に変って、彼是れ今の四時頃に漸く浦賀へ這入りました。
八圏(パーチョワン)目に入っても勝負は一こう荒れなかった。その西風(シーフォン)の時である。大きな手が道子に出来たのは。
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
若葉をひらきこれをもてエウローパの衣(ころも)を新ならしめんため爽(さわや)かなる西風(ゼツヒロ)の起るところ 四六—四八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
倭(ヤマト)べに西風(ニシ)吹きあげて 雲離(クモバナ)れ 隔(ソ)き居りとも 我忘れめや(くろ媛——記)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)