“東南風”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いなさ30.0%
たつみかぜ20.0%
くだり10.0%
たつみ10.0%
ならい10.0%
シロッコ10.0%
シロツコ10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“東南風”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
どうかするとそんな季節きせつ東南風いなさいてふるへるほどえることがある。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
風が東南風いなさとみえて、寒色かんしょくの海の青さもさまでには覚えない。ざこ場の小屋にも人影がなく、海草や貝がらや、かにの甲羅などがに乾いていた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでに宵闇は迫り、江上の風波はしきりとれていた。今暁からの東南風たつみかぜは、昼をとおして、なおもさかんに吹いている。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東南風たつみかぜをうけて来るので、彼方の機船隊が近づいて来る速度は驚くほどはやかった。すでに団々たる艨艟もうどうは眼のまえにあった。——と、ふいに異様な声を出したのは程昱で、
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「少し東南風くだり模様やさかい、今日明日は少し来るやらう」と平七は海の中を見つめながら話した。とその途端に、
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
東南風くだりが大分吹いて来たから日暮までにうんと獲れるだらう、明日は到底網は下ろして置けないから、向でも今日一日に出来るだけ獲らうと磯二は途々勇み立つて言つた。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
——陽は高くなって、夜来の大雨もはれ、皮肉にも東南風たつみすらだんだんにいでいた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東南風たつみは吹く。東南風は吹く。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうも今朝五時頃に裾野に靡いていた雲で見ると私は東南風ならいらしいと見たがという人が居ると、イヤ、あれは確かに西風にしだ、今こそ斯う不気味に凪いでいるがやがてこれが月の落ちぐちにでもなったらどっと吹いて来ましょうよという老人もある。
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)
日が暮れると東南風シロッコが吹いて、天幕が重い音を立ててゐました。
亜剌比亜人エルアフイ (新字旧仮名) / 犬養健(著)
ただ病める東南風シロツコのみぞ重たげに、また、たゆたげに、
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)