“にし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ニシ
語句割合
西81.0%
煮染5.3%
汝4.2%
西風2.6%
螺1.1%
煮〆1.1%
北0.5%
二四0.5%
二枝0.5%
二氏0.5%
煮絞0.5%
煮締0.5%
田螺0.5%
西京0.5%
辛螺0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本(にほん)が化物(ばけもの)の貧弱(ひんじやく)なのに對(たい)して、支那(しな)に入(い)ると全(まつた)く異(ことな)る、支那(しな)はあの通(とほ)り尨大(ぼうだい)な國(くに)であつて、西(にし)には崑崙雪山(こんろんせつざん)の諸峰(しよぼう)が際涯(はてし)なく連(つらな)り
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
幕の内には煮染(にし)めが添えてあるが、それが旨(うま)いということになっていて、芝居のみやげに買って帰る人も沢山(たくさん)あった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「汝(にし)何処の人(ふと)だかね? ワルソウの人(ふと)だか、それとも更(もつ)と遠くの人(ふと)だか? いつから煉瓦積になつたのけ?」
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)
「でも、親分、首っ縊りのブラ下がったのはちょうど橋の真ん中ですぜ。東風(ひがし)が吹けば死骸の裾(すそ)が武蔵(むさし)へ入るし、西風(にし)が吹けば鬢(びん)のほつれ毛が、下総(しもうさ)へなびく」
そこへ向うからながらみ取りが二人(ふたり)、(ながらみと言うのは螺(にし)の一種である。)魚籃(びく)をぶら下(さ)げて歩いて来た。彼等は二人とも赤褌(あかふんどし)をしめた、筋骨(きんこつ)の逞(たくま)しい男だった。
海のほとり (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
現われたものは、辛(から)そうに煮〆(にし)めたこんにゃく、里いもの煮ッころがし——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
すなわち南風の平等は赤田(あかた)に首里(しゅん)殿内(どのち)を、真和志(まわし)の平等は山川に真壁(まかん)殿内(どのち)を、北(にし)の平等は儀保(ぎぼ)に儀保(ぎぼ)殿内(どんち)を建てさせました。
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
そこで首里の方では島尻(しまじり)地方から来た連中を真和志(まわし)の平等(ひら)に置き、中頭(なくがみ)地方から来た連中を南風(はえ)の平等に置き、国頭(くんじゃん)地方から来た連中を北(にし)の平等に置き
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
こういう結果になってみると、やはり世の中には二一天作(にいちてんさく)の五ばかりには行かず、二四(にし)が九であったり、三五十九(さんごじゅうく)である場合も常に心得ておかなければならないかも知れぬ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それ手を取れ足を持ち上げよと多勢(おおぜい)口々に罵り騒ぐところへ、後園の花二枝(にし)三枝剪(はさ)んで床の眺めにせんと、境内(けいだい)あちこち逍遙(しょうよう)されし朗円上人、木蘭色(もくらんじき)の無垢(むく)を着て左の手に女郎花(おみなえし)桔梗(ききょう)
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
二十二年の七月廿(にぢう)三号の表紙を替(か)へて(桂舟(けいしう)筆(ひつ)花鳥風月(くわてうふうげつ)の図(づ))大刷新(だいさつしん)と云(い)ふ訳(わけ)に成(な)つた、頻(しきり)に西鶴(さいかく)を鼓吹(こすゐ)したのは此(こ)の時代で、柳浪(りうらう)、乙羽(おとは)、眉山(びさん)、水蔭(すゐいん)などが盛(さかん)に書き、寒月(かんげつ)露伴(ろはん)の二氏(にし)も寄稿(きかう)した
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
煮絞(にし)めた様な浅黄の手拭を冠つて、赤児を背負(おぶ)つた十一二の女の児が、とある家(うち)の軒下に立つて妹らしいのと遊んでゐたが、智恵子を見ると、鼻のひしやげた顔で卑しくニタ/\と笑つて
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
駒形堂の近く、とある繩暖簾(なはのれん)へ入つて、平次と八五郎は、間に合せの煮締(にし)めなんかで、一合傾(かたむ)けた上、これから飯にしようといふ時でした。
母親のほかに西京(にし)の方にいるという母方の叔父(おじ)にも来てもらって、話を着け、お繁さんが附き添うて管轄の警察署へ行って、営業の鑑札を返納して来たというのである。
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
『醒睡笑(せいすいしょう)』に、海辺の者山家に聟を持ち、蛸(たこ)と辛螺(にし)と蛤(はまぐり)を贈りしを、山賤(やまがつ)輩何物と知らず村僧に問うと、竜王の陽物、鬼の拳、手頃の礫じゃと教えたとある通り