“島尻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しまじり80.0%
シマジリ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国頭くにがみ方面の鼠の異名にもヱキというのがあり、そのヱキは島尻しまじりのオエカと同じく、血筋の続きを表示する語だったかと思われる。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そこで首里の方では島尻しまじり地方から来た連中を真和志まわし平等ひらに置き、中頭なくがみ地方から来た連中を南風はえの平等に置き、国頭くんじゃん地方から来た連中をにしの平等に置き
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
最有名なのは、島尻シマジリに於ける久高クダカ島、国頭クニガミに於ける今帰仁ナキジンのおとほしであるが、此類は、数へきれない程ある。私は此形が、おとほしの最古いものであらうと考へる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)