“今帰仁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なきじん83.3%
ナキジン16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてコデは五年おきもしくは七年おきに今帰仁なきじんおがみとか東廻あがりまわりとかいうように族中の男女二、三名を携えて祖先の墳墓の地に往って祖先の神を拝し山川を祭るのであるが
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
また国頭郡今帰仁なきじん村今泊で見た旧按司家阿応理恵オーレー所伝の佩玉は、二十二個のいわゆる曲玉と、多数の水晶製丸玉とを交えて、きわめて見事なものであるが、これを納めた袋に
八坂瓊之曲玉考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
唯形式だけでも、いまだに、独身を原則として居るのは、国頭クニガミの巫女たちで、今帰仁ナキジン阿応理恵アオリヱは独身、辺土のろは表面独身で、私生の子を育てゝゐる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
神職の名前の中で、今帰仁ナキジンの神職に、あふりあぇと称して居る者がある。又一地方に、さすかさのあじと言ふ者がある。あじは按司(朝臣)であると言ふ。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)