“島後”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうご75.0%
たうご25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帝の脱出とわかって、大あわてに島後どうごの船手を編成して海上を追ッかけ出したときからして、すでに半夜以上な手おくれは踏んでいる——。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多古の鼻を過ぐるころには、隱岐おきもかすかに望まれた。島前どうぜん島後どうご。その二つの島影がそれだ。海路としては、その邊が隱岐への最短の距離にあるといふ。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
島後たうごの西郷港など何とも言はれませんね。佐渡よりももつと面白いですね。あの港内で小舟でも操つて夜風にでも吹かれてゐたら、夏なんか何処かに行つて了ふでせうね。
談片 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)