“どうご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
道後63.6%
島後27.3%
道吾9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は道後どうごまで逃げて来たようなものです。道後まで逃げて来ても、まだ気が落ちつかず、父を促して東京まで逃げて来たようなものでした。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
多古の鼻を過ぐるころには、隱岐おきもかすかに望まれた。島前どうぜん島後どうご。その二つの島影がそれだ。海路としては、その邊が隱岐への最短の距離にあるといふ。
山陰土産 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
私の選ぶ公案というのは、碧巌集へきがんしゅう第五十五則として伝えられて居る道吾どうご一家弔慰という則である。唐代に起ったその話はこういうのである。
メメント モリ (新字新仮名) / 田辺元(著)