“平等”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びょうどう60.0%
びやうどう10.0%
へいとう10.0%
エガリテ5.0%
ヒラ5.0%
ひら5.0%
びようどう5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで、いまは、お人形にんぎょうもほかのおもちゃたちも、平等びょうどうのもてなしをけて、みんなは、なかよく、平和へいわらしています……。
三つのお人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
反對に、今までよりも、もつと嬉しい氣がした。私と彼女との間は、事實平等びやうどうなのであつた。彼女の單なる謙遜の結果ではなかつたのだ。
副馬ふくば平等へいとうな駆歩を蹈んで橇の脇を進んで行く。高く縛り上げた馬の尾が金物で飾つた繋駕具けいかぐの上の方に見えてゐる。平坦な道が自分で橇の下を背後うしろへ滑つて逃げるやうに見える。
自由リベルテ平等エガリテ博愛フラタニティと三つの偉大な文字の鋳出されているサンティームの小銭には、何とすりへらされたのが多かったろう。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
南風ハエ平等ヒラには首里殿内シユンドンチ、真和志の平等ヒラには真壁殿内マカンドンチニシ平等ヒラには儀保殿内ギボドンチなる巫女の住宅なる社殿を据ゑて、三つの台地に集めた、三山豪族たちの信仰の中心にしてあつた。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そこで首里の方では島尻しまじり地方から来た連中を真和志まわし平等ひらに置き、中頭なくがみ地方から来た連中を南風はえの平等に置き、国頭くんじゃん地方から来た連中をにしの平等に置き
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
露國ロコク政治上せいぢぜうたち世界せかい雄視ゆうしすといへどもその版圖はんと彊大きようだいにして軍備ぐんび充實じゆうじつせるだけに、民人みんじん幸福こうふくゆたかならず、貴族きぞく小民せうみんとのあいだ鐵柵てつさくもうけらるゝありて、おのづからに平等びようどう苦叫くけうする平民へいみんこゑおこ
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)